TONIO 公益財団法人 富山県新世紀産業機構

　近年、産業のグローバル化が進み、競争が激化する中、デザインを活用した知財経営が注目されています。地域のものづくりを支える地場産業界にとっても、自社の技術を活かすためのデザインが、経営資源として、また経営戦略上重要性を増しています。中でも、優れたデザインと技術のマッチングにより創出された製品により新たな価値を提供し、かつそこから確実に利益を産出することが必要です。一方、残念ながら一般社会におけるデザインの価値に対する意識は高いとは言えず、デザインを経済的な資産として活かす仕組みづくりが求められています。また、デザインに関連したトラブルは絶えず、デザイナー、製造、流通、販売、官公庁等、各方面においてそれぞれ注意が必要であり、意識改革が求められています。

　そこで今回は、デザイン活用ビジネスを実践するための基本事項となる、各種デザインに関係する契約にフォーカスをあて、上記各方面に必要な基本契約事項について実例を示しながらご講演いただきます。加えて、契約の背景に不可欠なビジネス戦略と契約の基本的な在り方についても解説いただきます。

講師　　渡邉知子氏（弁理士、知財経営コンサルタント（デザイン活用促進）、渡邉知子国際特許事務所代表）

※講演会の前には、セミナー講師による事前に希望された企業を対象にした個別相談会を設けます（内容は演題に関する以外のものでも受け付けます）
希望の方は11/4（金）まで別途ご連絡ください。なお、時間の都合上2社程度とさせていただきます。応募多数の場合は抽選となります。